夏になるにつれ、山や川に行く機会が増えると思います。そこで注意したいのがマダニ類やツツガムシ類のダニです。
ダニは感染症となるウィルスや病原菌を保有していることがあり、咬まれた人が感染症を発症することがあります。
予防法としては、草むらなどに入るときは長袖、長ズボン、靴下、靴、手袋などなるべく肌の露出を少なくする。虫よけ剤も有効だそうです。
帰宅後、入浴時に全身のチェックをするなど。
もし咬まれているのに気づいたら無理に引き抜こうとせず、すぐに医療機関にて処置してもらってください。無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させ余計にマダニのウィルスなどを押し込んでしまいます。
咬まれた後6日から2週間たち、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛)、出血症状(紫斑、下血)などの症状がでるようならすぐに医療機関にかかってください。マダニに咬まれたことを伝えないと、かぜなどと間違われることもあります。
因みにですが僕も咬まれたことがあり、マダニが自然に落ちるまで気づきませんでした。そのあと医療機関にかかったんですが落ちたマダニを持ってきなさいと言われました。
運よく何もなかったですが皆さんもこれからの季節気を付けてください。
(著:チェリー調剤薬局東員店 管理薬剤師 加藤 文彦)