♪病院出て、OOOによって、薬をもらって帰ります♪
今の薬局のイメージは、まさにこのCMに表されています。
言い換えれば、薬局は薬を渡される場所でしかないと認識されていることになります。薬剤師は楽でいいなとも言われます。
実際はそうではないのですが、そう見てもらえていないことも事実です。
しかし、薬局は進化していきます。
1つめは、調剤業務が進化していきます。
調剤薬のフォローアップが行われます。副作用が生じる確率が高いなど服用後に注意が必要な薬は、薬局から服用後の状態を確認する場合があります。
小うるさいかもしれませんが、ご自身の健康のためですのでご甘受してください。
2つめは、地域連携薬局が登場します。
病院と連携することで入退院時の薬の情報を一元管理する薬局が登場します。
在宅養療中は訪問看護の方とも連携することで、治療が円滑に進むようになります。当然在宅訪問も行いますので薬の不安が軽減されます。
衛生用品も取扱いしますので便利になります。
3つめは、専門薬局が登場します。
特定の病気治療薬に詳しい説明ができる有資格者の薬剤師が常駐する薬局が登場します。
専門医療機関と連携することで治療方針を共有し効果的な治療に結びつけます。特殊な調剤にも対応します。
がん専門薬局からスタートする予定です。
薬局も進化していますのでご自身の健康のため遠慮なく利用してください。
(著:ライム店 管理薬剤師 瀬川 勲)